第十五章


  『解体と再生について 〜その9〜』












昨日はとても疲れた。

担当医の紹介で、もっと大きな病院を紹介され、診てもらいに行ったからだ。
わたしの病状はよくなってきていることは確かだったのだが、
事務の仕事についたとたんに 逆戻りしたからだ。

せっかくよくなってきていたのに、仕事に復帰した途端に、うつの状態が悪くなって、先日注射まで受けたのだった。


しかし、今日は、平穏無事。
編みものなどしながら、ゆっくりした。
昼寝もきちんとできた。
”昼寝がきちんとできた”なんて書くと、赤ちゃんの生活のようだ。
自然と自分で笑いがでる。





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どいつもこいつも うすっぺらだと思う。

ほんとうはそんなことないのかもしれない。
だけど、私は、どうして暴力を受けたのか、
虐待を受けたのか、
そんなことを考えていると、人間そのものにやはり不信をいだく。

人間とは何なのか。すみずみまで解剖して、めためたにして、確かめてやりたい。

犯罪を犯す人間の気持ちが 少しわかるような気がする。
つまり、常に私達は、危険と!狂気と!『となりあわせ』ということだ。









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強い風のやまない日が続いている。
私の心の扉も、バタン バタン と大きな音をたて、まるで西部劇に出てくる木の板の扉のように、
乾燥した風景の中で、開閉をくりかえしている。
いつになったら、元気になるのだろう?
そんな不安をかかえつつ、パートナーの洗濯物をながめ、煙草を吸う。


おととい 女の友人から手紙がとどいた。
彼女とは久しく会っていないので、どんな毎日を過ごしているのかわからないが、
結婚予定の彼が海外で働いているので、もどかしい(ことがスムースに進まない)様子であった。

私はしばらく、ドクターの指示で、旧友とも全く会わない日が続いているので、
”あの人は今何をしているだろうか”
”あの人は元気だろうか”
”あの人は前に進めただろうか”
等と、あれこれ想いをはせている毎日である。





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熱帯魚『カーディナルテトラ』達に仲間が増えた。
「タナゴ」みたいな魚と、「なまず」みたいな魚。
なんと名前を忘れてしまった。

”自分にうそをつきたくない”と強く思う今日この頃・・・

街で猫に出会った。





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なんでもない一日。
熱帯魚をずーっと観ている。
なまずみたいな魚は「コリドラス」というらしい。
コリドラスは全く動かず、水槽の底でじっとしている。たまに目玉だけぎょろりとさせる。
コリドラス用の餌(低層魚の為の沈む餌)というのがあるのだが、それをポトンと落としてあげてもじっとして動かない。
お腹 へっていないのかな?


わたしは 逆に 最近食欲旺盛です。




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コリドラスの様子がおかしい。元気がない。おとといまでは元気だったのに・・・。こちらの気も落ち込む。


散歩に外に出た。
においに誘われ辿っていくと 沈丁花が咲いていた。
本当にいいにおいだ。
公園に大きく咲いていたので一枝だけ拝借してきて部屋に飾る。








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コリドラスが死んだ。
ザトウクジラもシロナガスクジラもイルカも食べたくない。
芝居はしたいが、へたくそだ。
稽古はしたいが、カラダ動かず。
車に乗りたいが免許がない。







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だんだん ”ほんとうのぼんやり”が 解ってきた。

今朝 ゴミを出しに行ったかえり、大家さんちの庭をみやると、きれいな薄桃色の梅の花が満開であった。


昨日だったかおとといだったか、なじみの整骨院にマッサージを受けに行った。
ドアを開けるとしばらく見ることのなかったの昔の受付嬢が居た。
彼女はずいぶん前に辞めたのだったが
”ピンチヒッターで今日は入っている”と言う。
私は彼女が好きだ。
彼女は、人をほっとさせるなにかを持っていて、
私は昔疲れていた時、彼女を見た途端泣いたことがある。
きっと彼女はあたたかい家庭で育ったか、人格者に育てられたに違いない。
なんでもない会話や笑顔で人をほっとさせることができるなんて、『素敵な才能』だ。

わたしも そんな人間になりたい。









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思い出の精算とか 過去の整理なんて、できないと思う。
それっぽいことはできても、自分がそこで生きていた以上、
過ぎ去った時間は大切でいとおしいものであり、『区別』をつけることはできても、
「精算」とか「整理」という言葉は違うと思った。


解体・・・ぼんやりできるようになった。


あとは『区別』を学んで身につけ、性格を少し変えてみることだ。












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3月1日、みぞれが降った。仙台を思い起こさせる。

いろいろな夢をみる。決まって、「家族」、そして「学校」の夢・・・。

そして、希望の夢もみる。もう一度美術の大学に入りたい。その為のお金をためたい。
それには職につくことだ。

しかしながら、薬の副作用で おなかについてしまったお肉とともに、
煙草をふかしながら、私はJAZZを聴く。








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今日は、頭痛がひどく、調子が悪い。
友人のご家族が他界したとのこと、この場をかりて御冥福をお祈りする。

毎日いろんなことがある・・・
私の幻覚や鬱も、まだまだ治らない。


そして五月の散歩道楽という劇団への徳田の客演が、ドクターストップとともにできなくなり、
とても気落ちしている。
芝居への情熱が、希望の星だっただけに、落ち込みもはげしい。


その代わり、といってはなんだが、十月の芝居への情熱はさらに高まりつつある。
できるだけ出演者の多い芝居にしたい。








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久し振りに悪夢の少なかった日が2日続いた。
再生のはじまりか?


ひなまつりには なにもできず、桃の花も生けられず、残念であった。
しかしながら、食欲旺盛、桜餅を食べました。
あの桜の葉のしょっぱさと あんこの甘味は絶妙にうまい。
昨日は はり(友人)からスカイメールがきて なんだかとてもうれしかった。






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3月5日

朝、O氏から 私の体調を気づかってのはげましのメールをいただく。
我が心の孤独を癒す。

いつものように、早く起き、炊事・洗濯・掃除等をし、午前中を過ごす。
昨夜は少しうなされたので、まだ今日は眠かった。
本を読みながら、うとうとと、次第に深く、昼寝をする。
すると ひどい寝汗をかいて起きた。
この寝汗は 薬の副作用なのだそうだ。
着替える。

服を着替えるように、心も簡単に着替えられるといいのに・・・と思う。
先日、S一ちゃんからもらったメールにも ”心の模様替え”という言葉があった。


春なのに〜〜♪という歌が頭の中でまわり続けている。







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3月7日

昨日は、友人H(♀)を誘って久し振りに繁華街(渋谷)に出かけてみた。
ロフトで文具をみたかったのと、夕食を友人Hと食べたかったからである。
人込みを 電車の連絡通路から見おろすと たくさんの虫が 「うじょうじょ」 と歩いている。
あぁ この虫達の中に行くのだなと思いながら待ち合わせ場所へ。
デパートの色んな商品を眺めていると、自分の為の買い物がしたくなり、
美容の為にブレンドされたハーブTEAを買い、また別のブティックでスカートを衝動買いし、
夕方 渋谷で唯一 気に入りのCAFE Madu で食事をした。


またその後、三軒茶屋で 五月一緒に徳田がやる予定だった芝居{散歩道楽という劇団}の友人達にも会って、
めずらしく 色々な人に直接会った日であった。


結果、色々なことが目の前で進んでいるようにみえて焦ってみても、なににもならないこと、
ゆっくり一歩ずつ歩いていくことが ものすごく大事だと、発見した。








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3月8日

昨日と今日は、まさに”心の風邪”をひき、寝込んでしまった。
ぼんやりぼんやり過ごした。

具合の悪い状態で考えていたのだが、うつ病の人(とくに私)が言われて嫌なことがある。
それは、療養で毎日静かに過ごしている人間に対して、
『ひまでしょう・・・昼間 何やってるの?』
という言葉だ。
実際 ひまをもてあましたりできる人間は うつ病にはならない。
私は毎日、家にいても”やること(やりたいこと)がいっぱいある”というのが現実だ。
私は、家事をやったり、新聞をよんだり、仕事探しを考えたり、また別の考え事をしたりで、
一日はあっという間に過ぎる。


それに、人間は常に何かやっていなければいけないのか という 根本的なところにぶちあたる。
『”なにもやらないこと”、それこそが今必要なのだ』と、担当医に怒られたりもする。

だからね、難しいのよ、色々。


ハーブティーを飲もうっと。










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3月9日

なんだか今日は、おみくじで大凶をひいたような、陰惨たる気持ちの一日だった。
天気は晴れ。
花粉も去年から、私を襲わなくなった。(いまでも少しは感じるけれど)
天気や花粉に関係なく、私の”ほら穴”は存在し続ける。

午前中から 気晴らしにと、散歩&少々の買い物に出かけるが、
何故か、
昔の彼を思い出して、涙し、
途中、階下の住人に出くわし、音の文句を言われ、悶々とし、
買い物では、一度買って家に帰ったものの足りないもののあることに気付き、もう一度出かけるという始末。
運動不足・刺激不足の私には調度よい一日だったともいえるか。








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3月10日

だめだ、身体がだるくて動けない。
一日中寝ている。
いろんな夢をみた、芝居人のおかしな夢、エロティックな夢、過去の希望の夢・・・。
でもすぐに忘れる。
そしてこうやって書いている間も眠い。
あんなに寝たのに・・・。

外で、発情した猫がニャーニャーいっている。
猫さん、パートナーを早く みつけてね。
私も腹筋するからね。

なんだかお酒が飲みたくなり、少しだけタンカレー(ジン)を飲んだ。








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『 紅梅の 熱情たるや 吾が たましい 』





3月11日

ひさびさに 調子のよい一日だった。
昼過ぎから出かけ、アルバイト探し。日本茶専門喫茶店に申し込む。

その後、階下の住人の音の文句を減らす為、さらに”ラグマット”を購入。
内心『このやろう』と思いつつ、
でも、
気になるものは気になるだろうと(お互いに)、
マットをキッチンにもひくことにした。キッチンマットはあるのだが、さらにその周りにひくのである。
古いおうちだから仕方ないのだけどね、音は・・・。

その後、ガーデニングの為の「土」も購入し、荷物が重くなる。
なんで「土」を買わなきゃならなんの???
こういう時に、都会を感じる。
いや 本当に・・・。

そしたらなんだか喉がかわきアルコールが飲みたくなり、オープンテラスで一杯!。

風は強い一日だったが、とてもあたたかかったので、春のよそおいで充分だった。

このまま春が来るといいのにな。






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め組(なすお)さん




3月12日

ちょっとしたアルバイトが決まった。とてもうれしい。
今日は、芝居養成所時代からの親友「め組」とお茶ができ、とてもよい時間が持てた。
まだまだ体調に波はあるが、こうやって少しずつ、
わたしの世界がもう一度 広がっていくといいと思う。










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3月13日

あたたかい一日。
梅の次の 桜のつぼみも さぞや ふくらんだことだろう。
私の孤独はいまだ癒されはしない。
人は誰だって孤独。
だけど、『自分の存在』が 自分の中で行方不明の迷路にまよいこんだとしても、
私は誰かの中に居る。
必ず。
もちろんパートナーの心の中に、髄に、深く 存在する。
おかしなことだ。

おかしなことといえば、私の友人「め組」の夢は、陸ガメに ひもをつけて
一緒に散歩をすることだそうだ。













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3月15日

昨日は、
  だるい→眠る→悪夢→寝汗をかく→着替える→だるい→眠る→悪夢→寝汗をかく→着替える
の 繰り返しで、
鎖国記の更新もできず。
お風呂にだけは夕刻、ゆっくりとつかった。

パートナーはサッカーの試合に夢中になっていた。

スポーツはドラマだと誰かが言っていた。

そうかもな・・・
人間のぶつかりあいだもんな・・・

結局日本は負けたそうだ。
一緒に試合をみることはできず、ゴメンナサイな気持ち。


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本日は あたたかかったので、散歩日和であった。写真のようにきれいな花を私も咲かせたい。
だが、パートナーのお弁当入れは手縫いで うまくできあがったが、
本筋の「オナモミTシャツづくり」が難航していて、ブルー。

やっぱり一日に何個もやり遂げるのは難しい。

亀のように、一歩ずつ 一歩ずつ。

甲羅干しをしながら・・・












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3月16日

叫んで目覚める。
煙草(アメリカンスピリット)を吸う。
ご飯を炊いて、お弁当をつくる。
新聞をとりにゆく。
龍のお水替えをする。
朝顔と夕顔の種植えをする。
なんだか変なブツブツ長いサボテンの仲間の植物の鉢を少し大きいものに替える。
履歴書を書く。
スカートをはく。
自転車に乗る。

そんな早春の一日・・・。










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3月19日

サッカーは昨日 日本が勝ってよかったと思う。
スポーツ観戦は苦手だが、パートナーのおかげで少し わかってきた。

おととい もう一つアルバイトをしようと思い、面接を受け、一時は受かったかと思われたが、
その後、非常に不愉快な断り方をされ、その後、なんだか人間嫌いに拍車がかかり、
自分のことも嫌いになって、昨日は寝込んでしまった。
後から考えると、非常に気紛れなオーナーの店だった。
『気紛れオーナーの おしゃれCAFE』なんかでバイトを考えるんじゃなかった・・・。
もう忘れよう。


あたらしく、水槽に小さなコリドラスが3匹加わった。
小さな水中庭園とともに、私 過ごそう。











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3月20日

昨日は、やっとマルモッタン美術館展に行けた。
電車にも乗れた。

途中 御徒町で、”顔相をみる勉強をしてるんですけど・・・”と 男性に声をかけられ、
会話をしてしまったが。
この間も手相をみる人に言われたのだが、どうやら私は、繊細で、”手も顔も 人と違う相”なのだそうだ。

そんな訳で、パリ・マルモッタン美術観展に少し遅れて到着。

金曜は19時まで開館している。

クロード・モネの絵は好きだ。
しかし期待した睡蓮の画は少なく、ひとつ目標だった絵がみつからなかった。
それは、小学校のころ図書館に行く階段のおどり場に飾られていた大きな睡蓮でとても暗い睡蓮の絵だった。
モネは色々な睡蓮を描いている。

光りと影とで時間を飛び越え、イメージをあらわし描写してゆく印象派の絵は わたしの心の模様とかさなる。
かの大写真家 森山大道も、「写真は光と影だ」といっていたのを思い出す。

油絵がやりたいと実感した一日であった。


そして今日は雨。体調のほうもいまひとつ・・・。睡蓮の池にもぐりたい。






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3月22日

目標の『毎日更新』ができず。
現在午前8時。

かの 名俳優そして 笑いの大将、いかりや長介氏が亡くなって、非常にさみしい。
御冥福をお祈りする。
彼の後を継ぐものは、なかなか現れないだろう。

昨日は、昼間観に行く予定だった芝居をキャンセルしてしまった。
だるくて、観劇は無理だった。

しかしながら夜、旧友との再会ができた。
彼も私と同じような病気に苦しんでいて、なかなか会えなかったのだが、
昨日は私のパートナーを交え、3人で食事ができた。
お互い 先の夢や希望の話ができ、プラスのパワーをもらえた。
”きっと、私達は治ってきているのだ”と実感した。

夜、映画「おもいでぽろぽろ」を見ていたら、なんだか急につらくなった。
私の原点とは何なのだろう?
田舎を思い出し、家族のことに想いをはせ眠ったところ、悪夢でうなされたのであった。

それでも朝になれば、鳥達がさわぎ、早春の空気をすいながら、ゴミ出しをする。






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3月23日

せっかくよくなってきていると思っていたが、なかなか・・・。


だめだ、今日は何もやる気がしなかった。
夕方、散歩に出て「岡崎京子」の本を衝動買いしてしまった。
そのあと、めずらしくスターバックスでお茶を飲んだ。
寒い中、おもてのテーブルで煙草をすいながらボーッとしていたが、
全くポジティブな気持ちにならず。

そんな日もあるか・・・ということだが、そんな日が多い うつ病の私は、たゆたう腐った水草だ。






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3月25日

今日は、体調不調。我が身体から腐った水草の臭いがしそうだ。
昨日は、初対面の K氏とMちゃんとパートナーと4人で食事をした。とても楽しかった。
Mちゃんは今度23才。おめでとう!若いっていいな、と素直に思い、傍らの我がパートナーとの安心感も同時に感じた。
K氏には、もうすぐ第2子が産まれる。

男と女がそこにいて、
恋をし、
共に時を過ごし、
いつかすれ違い、
別れ、
また誰かと出会い、
恋をし、
結婚し、
子をもうけ、
時が経ち、
子もまた恋をして、
時が経つ。
すれ違わない保証はないのに、出会い結ばれて時の経過・・・。





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3月26日

薬の効き目が弱いのか、
悪夢だらけの24時間。
天気はよく晴れているのに、心はいつものようにブルー。
熱帯魚だけが友達。

なにも語りたくない。
閉ざした心のまま眠らせてほしい。

だけど お買い物にだけはでかけたよ。





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冬枯れの もみじを見ゆる 寒風や





3月27日

春はもうすぐそこまできているのだろうか?

午前3時半に目覚めてしまう。お腹がへっていたので、食パンをニ枚食べる。
ハーブティーを飲みながら、仕事のことや、「オナモミ」の今後のことを考える。
窓を開けると寒い空気が一気に入り込む。
煙草をくゆらし、目をつむりてみえることに想いをはせる。





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”死がすべてを分かつとは想っていない”と 言われたよ。





3月28日

リアルに『バトルロワイヤル』のような夢をみた。


ずっと闘ってきた。

痛かった。

こわかった。

つらかった。


絶対絶命ピンチの時、T氏がたすけてくれた。

だけどそれでも足りずに戦った 闘った 逃げた 助かった。

それでもスターにはなれなかった。

自分の人生の主役は自分なのに…。

つらかった勝ち抜くことが。

人生に勝ち負けはありますかと問われたら”ある”と 答えるであろう自分が嫌いだ。






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3月29日

昨晩は銭湯へ行った。
熱い風呂につかりながら富士山の絵をながめた。
平成10年に描かれたらしい。
”10.9.26”と端っこに白く書かれていた。

天井のほうの剥がれ落ちそうな絵の具・・

「こんばんは」

と声をかけあいながら、ゆっくりと身体を髪を洗い、またお湯へつかった。

たまに大きい風呂に入るのはよい。

そして大きな鏡にうつる自分の裸体をみて、今の自分自身を再認識した。
現実はおそろしい。
薬の副作用で、太ってしまったからだ。

しかし、そんな太った自分に負けない為に、毎日腹筋をしている。

しかし、体重は増加傾向にあり。

今までの人生の中で、一番重くなった 私の身体・・・。


重いのだ。


桜 咲く季節・・・


ひらひら舞う 花びらのように、わたしも 飛びたい。





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3月31日

今日は、平成15年度の終わりである。

昨日は一日中だるくて眠っていたので、まるで一日をすっ飛ばしてしまったかのようだ。
そこで ぼんやりとした卒業式の夢をみた。
小学校の卒業式だったか・・・?

よく思い出せない。

全く社会的な仕事をしていないので、私には年度末など関係ないのだが、
パートナーと桜をみていると、一年間の重みを感じざるをえない。

植物達は、時の流れを知っている。
毎年必ず 蝉の鳴く夏を越し、枯れ葉舞う秋を越し、雪の降る冬を越し、春!きれいな花をつける。
”その時の流れに、桜の木に、共感できる自分がいること”それだけで充分ではないかと思った。
もちろんそのことに横で共感してくれるパートナーがいること。
そのことに深く感謝して、今日も桜を愛でる。





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