第八章   猫砂



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間にあったよ、英阿心機善居士。


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あたたかな午後一時。駅のホームにて。

やばいっ仕事遅刻だ と、駆け足でホームへ。
しかし、電車のドアは目の前で閉まる。

あー。

そして自分の靴の紐がほどけているのに気付く。
傍らにあったベンチにすわる。
靴紐を結び直す。
すると、横からおじいちゃんの声。

「千円あげると言ったら受け取ってくれる?」

見知らぬおじぃちゃん・・・。

やせている。

・・・・千円で何をしろと?

千円でSEX?・・・

とっさに 色々考える。

「隣にすわった娘にあげようと・・・。そしたらあなたが座った。」

おじいちゃんは ぽつりぽつりと話しはじめる。

「私はね、三才になっちゃったの、ほんとは八十三なんだけど・・・」

「そうですか」

「さみしくて・・・、今日は いい天気だから、ね、電車に乗って同じところをいったりきたりしている」

おじぃちゃんは初乗りの百三十円の切符をにぎりしめている。

「おしゃべりしてくれるだけでいいんだよ」

眼鏡の奥の目は焦点があっていない。

「・・・」

「なにも ね、千円受けとってくれたら、次の電車にぷぃと乗っていっても構わないんだから」

「いゃー・・・」

「ね」

「私よりもかわいいこが 次に座りますよ」

「うーん」

「おしゃべり・・・。」

  おじぃちゃんはよれた皮の小さな鞄から、これもまた よれた皮の財布をとりだす。

「いゃぁ  残念ですが、わたしは受け取れないですよ」

「そうか・・・」

次の電車の到着をつげるアナウンスが流れる。

「・・・」

「・・・」

「さよなら」

「さよなら」


きちんと挨拶をして別れた。


おじぃちゃんの目は、何も見ていなかった。

わたしは電車に乗り、おじぃちゃんはまた、ベンチにひとりになった。


白昼さなかの 実話である。


5/7





わたしの友人が、一緒に仙台にお墓参りに行ってくれると言う。この人は、ほんものの馬鹿だ。


5/9


ついにやってきた 結婚ラッシュ。
今日休みなので、昼間風呂にはいって ふぁーっとしていたら、自分は いまいくつだったかな?と思ってわからなくなった。
友達が次々結婚する年なのだろう。赤い靴をはいて、お祝に行くのだ、今度の日曜。


先日、とある公演があったので、とても疲れたが、いつも役者で芝居やっている時よりも、放心状態にならずに生活できている。
本番終わってからのほうが、稽古の夢や、小屋でのトラブルの夢をみて、やな汗かいて起きる。
昨夜、久々に同居人の寝顔を見て、いとしくなり、髪をなでた。
同居人は、少しやせた気がした。
同居人は日に日にギターを鳴らす時間が多くなってきている。
上達してきているように思う。
彼が何かを音として並べる。その音を私が聞く。
この数カ月、ほんとうに片手で数えるくらいしか会話をしていないが、彼は何か弾いている。
意味はない。本当にそこに意味はない。だが、音があって、それをわたしが聞くこと。その事象だけは、誰にもわからないわたしだけの。



公演の編集後期を書いて、公開しよう。猫がうんちをしたら、砂をかけるように。



5/14


戯れ言を書き続ける女、ごみのやまにうもれて 眠る。 よだれを たらす。



5/28


大人になりたいです。


いやぁ 私鉄では、禁煙コーナーさえも消滅です。
先日 芝居の共演者にも、もう時代は禁煙だよと はき捨てられました。
大戸屋も 禁煙と知らずに入ってがっくり。
店内の空気は 全く淀んでませんでしたので、
太った女の人もなぜか綺麗にみえましたので、
それはそれで よいのかもしれないと
思います。


そうそう、煙草の値段が上がることも知りませんでした。
最近キャスターマイルドなので、
キャスターマイルドが ラッキーストライクになると思えばいいか。


いや、違う。10円違う。


そういえば、マイルーラの日本での製造が中止になっていたことも知りませんでした。


自衛隊が 海外(米本土)に出向いて演習を一緒にやるのも 知りませんでした。


このわた という珍味が、なまこの内臓ということも 知らなかった。





5/30


また、ホヤゲノムを解読 すると その遺伝子の8割はヒトと共通なのだそうで。





5/31


ひさしぶりに 居住したのだ。
そして、今迄にないくらい ビールを呑んだ。





台風が来ていた。
傘をさして 歩いた。
その雨は ひとつぶひとつぶの重みが、集合体となり、ここちよく肩に手にひびくのだった。
「わたしは いったいどこへいこうとしているのだろう。」

最近 なにかの角(机の角とか壁の角とか棚の角とか)をみると、そこへ頭をぶつけて、我が頭部をかちわりたい衝動にかられる。


いくつもの 薄汚れた涙は、どこにもしみ込まずに ただ  雨になる。


6/3


今日は、晴れていたの。
暑いくらいの午前中、ふわふわと 楽しくて、ほんとうに思い出に笑顔。
彼岸 悲願。ルルルと 唄う。


6/4


また 雨が降り出した。

七月の台本を書くという「コリノ」につきあうので、今日から連休。
と思っていたら、14時半まで、寝てしまう。

心よぎるものはなにもなく、頭の上の雲だけが 我をつつむ。
「楽しかった思い出」そんなもの 何の役にも立たない。
先を考えて 不安になって 後ろを向いても 生きる衝動にはならなくて、
だからといって、此処にいることに立ち向かう身体はだるすぎる。

勉強すっかな。なんとか主義とか。 うんちく考えると 楽でしょうか。
読書でしょうか。
お金でしょうか。
子育てでしょうか。
惰性が大切なんです。

冗談や、屈折した愛なんて、わからない。
くやしい。ねぇ 本気で 言ってる?


私は 笑う。
私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。私は 笑う。
お母さん 教えて下さい。


6/5


と鬱々としてたら、ひさしぶりの友達の話と酒とが まわりまして、帰宅は、朝でしぃーた。 昨日とは、うってかわって、いい天気です。


6/15


朝起きたら すごい肩凝りだった。
いきなり 大衆演劇のような前を向く芝居の練習をしているせいであろう。
目指せ 梅沢富美男劇団。
しかし、 大きい声を少し出しただけで、喉が痛くなる。
……
まけねぇぞ。
芝居を観にいったり、稽古したり、友人達の ホームページをみたりすると
みんな元気そうだ。
いや うん 元気なのは いいことだっ!!!
元気そうな雰囲気をつくるべきなのか? 自問。



6/17


最近はやりは読書です。
人は日々 死ぬための教養を身につけるべきと本に書いてありました。なんじゃそりゃと思いつつ「死」が日々頭から離れない私にぴったんこの本なのかどうかはわかりませんが読んでます。
なぜなら、いくら自分が愚かで汚いからといって、
やはりいま自死するのは、なんの劇的要素もなく、つまらんのでありまして。

わたしは死がこわい普通の人間だが、反面 死に対してひどくあこがれがあります。
それが生活力です。


6/18


タレントなのかしら俳優なのかしら正体不明の我が友人が、呪縛から逃れられないと
電話がありました。
久々に声を聴いて、それぞれの時間の流れの種類を考えました。
相変わらず破天荒な私生活のようでした。
破天荒な私生活も 男と女では、リスクが違うので、
世の中の女性陣は 気を付けなければいけません。


ところで、最近 線の細いデザインのミュールやサンダルがはやっていますが、それ履いてて よく転んでいる女の人をみます。
でもパンツは見えない。
残念。
転んだついでに パンツ見せろ!と 思います。
そんなミュールをはかせるぐらいの御身足の付け根はどんなセンチメンタルだよ!!と


しかし、いくらなんでもというくらい、華奢な作りの靴をつくって売ってんのもどうかと思います。
転ぶよ、あんなか細いヒール。世の中 ほんとにわからん。



6/25


湿度の高い 電車内で、無造作に 私の腕にぶつかってくる その女性のバッグの中に泳ぐ財布 を 盗もうと思った。
盗めると思った。
手を伸ばしてやめた。
かわいいバックを持つその女の 心持ちを 想像して、犯そうと思った。

だべきれなかった西瓜を捨てた。




6/30


線路の上に立つことは簡単。
でも、おもしろくない。





7/29


解体と再生に向けて、もがく。
脈が早いので、長生きは出来ないと想う。
だれか 猫を下さい。




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